「ふみとまつ」こと、澤ふみ子先生・大内松子先生から寄稿いただきました。スクラップブッキング用品を豊富に取り扱うDUO京都三条店で活躍されているおふたりの、息の合った講座の様子が感じられます。
(※このレポートは、スクラップブッキング協会会報誌 2008年夏号に掲載されました)
「思い出の写真をスクラップブッキング」講座
龍谷大学の市民を対象とした公開講座(全190講座)「RECコミュニティカレッジ」で、2008年5月から9月までの5ヶ月間(5回)、「思い出の写真をスクラップブッキング」という講座を、ふみとまつ二人で担当しています。
龍谷大学瀬田学舎にてスクラップブッキング
龍谷大学の瀬田学舎は、瀬田の文化ゾーンの広大な敷地の中にあります。豊かな緑に囲まれた美しいキャンパス内に私鉄バスの停留所もあって、びっくりしました。
バスを降りて5分ほど歩くとRECホールに着きますが、各教室は広くて机も椅子もゆったりしています。100人は入れそうな教室に11名(15名定員)の受講生ですから、教室の一部を使ってコの字に机を配置しています。
またRECには無料保育所もあって、若いお母さん達が受講しやすいよう配慮されおり、この講座では3人の人が利用しています。
受講生の年齢層は30代~60代と幅があり、初めてスクラップブッキングをする人がほとんどですが、中にはメーカー主催のセミナーを経験している人もありました。
名札もスクラップブッキングのアイテムでアレンジ
大学のキャンパス内での公開講座ということで、依頼を受けたときから緊張と不安がありましたが、出来るだけ受講生同士もコミュニケーションをとってもらいたいと思い、コーナーをパンチで飾って名札を作りました。これは講師・受講生間とも名前で呼び合えて大変効果的です。
毎回の作品例はまつが担当し、それを元にふみがレジュメを作り作業を分担しています。
初めてスクラップブッキングに取り組むみなさん
1ヶ月に一度の出会いですが、受講生の人たちは隣同士教えあうなど和気あいあいで、あっという間に1時間半が過ぎてしまいます。毎回少し時間はオーバーしますが、皆さんほぼ仕上げることが出来ますので、ふみとまつも「ほっ!」としています。
第2回の「リボンをアクセントに!」の受講生の作品を紹介しますが、一人はお嬢さんの成人式の写真、もう一人はヨーロッパを旅行されたときの写真です。成人式は「2本のリボンを斜めに結ばれては?」とアドバイスし、またタイトルの横に帯を結んだかのような形のリボンをアクセントに飾られたことで、お母様の愛情が満ち溢れた作品に仕上がりました。ヨーロッパ旅行は意外に紫のリボンが町並みにマッチし、上下にステッチ様に配したことでモダンに仕上がり、ご本人も大満足!!
いつも思うことですが、みんな同じペーパーやエンベリッシュメントを使うのに、それぞれ違った個性的な作品が出来上がり、これこそスクラップブッキングの醍醐味ですね。
初回のスクラップブッキング講座を終えて
RECへは毎回1時間半前に着いてスタンバイします。RECホール地下のレストランで「本日のランチ」を食しながら、講座の進め方を話し合ったりして、外見からは想像できないほど真面目なふみとまつです。
昨夏、びわこ銀行でのミニ作品展がきっかけとなって、「ふみとまつ」のハチャメチャデュオがスタートしました。今回のREC公開講座を体験させていただいたことで、二人の絆がより強くなりましたし、今後の活動にも少し自信が湧いてきたような気がして、また一歩前進です。
(参考)スクラップブッキング講座のカリキュラム 全5回
- パンチでデコレーション!
- リボンをアクセントに!
- スタンプでマイペーパー!
- クラフトハサミを楽しもう!
- エンボスでお洒落に!