大杉芙未先生から、スクラップブッキング作品によるタイムカプセルのレポートをいただきました。さまざまな思いを作品に閉じ込めて、4年後に開封するまでのドキドキわくわくの様子をお楽しみください。
大阪ワークショップ開催
2005年9月9日にスクラップブッキング協会よりお声をかけていただき、はじめて大阪でワークショップを開催していただきました。30名を超える大勢の方に参加していただき、私自身もずっとお会いしたかった方に初めて会えたり、気さくで暖かいみなさんといろいろお話できたりと、とても楽しい思い出深い一日となりました。その時のワークショップでは2009年9月9日まで封印するタイムカプセルをレイアウトの中に取り入れた12インチの見開きページを作りました。
作品にいろんな思いを閉じ込めて
4年後の自分自身に向けた夢や誰かへの思いや感謝を込めてメッセージを書いてきていただき、封筒の中に入れて封をした簡単なタイムカプセルですが、みなさんとても楽しそうに取り組んでくださいました。妊娠中の参加者の方は「わぁ4年後は生まれた子が幼稚園に入ってるんだぁ」とタイムカプセルを開けるときを感慨深げに思い浮かべてくださったり、家族が書いてくれた手紙を今読みたいけれどぐっと我慢している姿などいつものクラスとは違うワクワクに溢れていて私自身が一番感激していたかもしれません。
クロップパーティー開催の告知
ですからクラスの中で「4年後にみなさんと集まって一緒にタイムカプセルを開けましょう!」とそんなことをみなさんに言っていました。(笑) でも、その日から本当に4年後が楽しみになりました。アルバムを開くたびに何書いたっけ?とメッセージの中味はすっかり忘れてしまったけれど、このワクワク感が持続するタイムカプセルレイアウトの魅力を我ながら自画自賛。
そんなわけで他のワークショップでもタイムカプセルを取り入れたりするようになりました。4年という年月が流れました。長いようで短かった感じです。私は「スクラップブッキング」を続けていますがみなさんはどうだろう?ちょっと心配な気持ちもありながらBlogで「タイムカプセルを開封するクロップパーティーをします」とお知らせしてみました。
タイムカプセル開封のとき
Blogでの開催のお知らせを見てくださった数名の方から都合で参加できないけれど当日開封しますというメッセージをいただきました。そして2009年9月9日当日はお二人の方が参加してくださり、お互いに、ワクワク・ドキドキを共感しあいながらタイムカプセルを開けるというステキな瞬間を迎えることができました。ちょっと感動的で3人とも涙目・・・お二人とも「こうなっていたい」という夢をみごとに叶えられていたことにも感心してしまいました。私は?うう~ん・・・半分くらいでしょうかちょっと残念でしたがこの日のことは今でもキラキラ輝いて感じられる不思議なくらい幸せな時間となりました。
大人ってなかなかワクワク・ドキドキは少なくなってしまうものですが素晴らしい経験ができたことそれこそが「宝もののような時間」だなぁと思いました。このような機会を作っていただけたスクラップブッキング協会に感謝の気持ちでいっぱいです。2005年9月9日のワークショップに参加してくださったみなさん、そして2009年9月9日のクロップパーティーに参加してくださった方本当に心から「ありがとうございました」
大杉芙未